「旅行にいくときの「旅のしおり」を2時間でサクッとつくる」に関しての考えをまとめました。
目次
旅行に出かけることとなり、「旅のしおりを作ったらテンションが上がるに違いない!」というモチベーションで旅のしおりを作った。
工程や見所などはすでに知っていたから、「まー1時間もあればできるだろう」と軽い気持ちで始めたら、気づいた頃には2時間を超えていた。
ざーっと振り返ってみるに、「どう整理しようか」と考える時間が多かったように思える。もちろん「この情報が足りていなかった」「新たにこの内容について深掘りしたい」というのもあったのだが、それを圧倒的に上回っている。
「このデザインをどう配置しよう」「このツールで目的を実現するには?」といった手段の捜索に時間を要した。今までやったこともないことに取り組んだので当然といえば当然だけど、自分の想定以上にこの要因が多かったのは意外だった。
今回は、そのときのフリクションポイント(困ったこと)をベースに、作業フローをまとめる
🚀 この記事のゴール
旅のしおりのデザインをサクッと作れるようになる
フローやフリクションとなったポイントを振り返る
🚀 前提条件
行きたいこと・やりたいことは概ね決まっている
所要時間や旅で行く順番などは、ふんわりと決まっている
出発時間なども結構曖昧
🚀 作業フロー
🌈 しおりのテンプレートを見つける
「旅行記事 レイアウト」「観光地 雑誌 レイアウト」などと検索して記事のデザインを探す。プロのデザイナーではないし、経験もない。上を見ると今の自分にとって力不足が過ぎるうえに、そこまで旅のしおりに時間をかけられない。 ということでもともとのデザインを真似ることから始める。
個人的には、雑誌感のあるレイアウトが好きなので、それをベースに探してみる。後日、友人に見せたところ「雑誌やん!」と褒めてもらえたので、その部分は達成できたと思う。
調べていたときの知見として、「縦見出し、横本文」の構図が手軽に雑誌感を出せるということに気づいた。
次のようなイメージ。
ここが本文 見 ここが本文 出 ここが本文 し だ よ ここが本文 ! ここが本文
文字のジャンプ率や、フォントを変えたりしても良いと思うが、このような構図はWeb記事や本で見ることは少なく、画像が多い雑誌くらいでしか見ないからか、ウケが良いと思う。ぜひ試してみてほしい。
あと、このデザインでいく!と決めたらそれ以外の要素を取り入れないようにするのも大事だった。今まで目移りして実際の作業に移るまでには数時間経ってしまったというようなケースが多かった。「作り上げること」が最も偉いので、新鮮で目移りも多いと思うけど、ここはグッと堪えてほしい。
🌈 デザインサイズを変える
個人的にネックだったのが、ここだ。デザインをするといった目的があったので、KeyNoteを使用することはすぐ決まった。ただ、keynoteのデザインは横長だし、4 X 3とか比率単位でサイズが決められている。そのため、A4やB5といった印刷やスマホ表示といった目的を持ったデザインには適さない。
縦横のサイズはツールに応じて変え方は異なるので、サイズだけ共有
A4
単位 | 横 | 縦 |
---|---|---|
px(web用) | 595 | 842 |
px(印刷用) | 2893 | 4093 |
cm | 210 | 297 |
ちなみに、pxは画質に応じて変わるので注意。dpiが関係しているようだが、詳しくはよくわかんない。。。
🌈 ドメイン(なにをするか・なにが魅力か)を抑える
見出しやタイトルには、感情や行動に訴えかける文章がよかった。最初書いたときは「旅行のしおり」という何の変哲もないプレーンなものだったが、「**に行って大自然を堪能する!」と書き換えた。これが想像以上に、効果的だった。みてくれた相手の心に刺さったというわけでなく、自分のモチベーションに対してだ。 「ああ、自分はここに魅力を感じていたんだな」と再発見できる。この気づきは、やってみないとわからなかったなあ。
🌈 ブロックでデザインする
目的地の情報については、使い回しのできるようなテンプレートを決めてデザインする。僕の場合は大体次のようになった
キャッチフレーズ(大体観光地のサイトに紹介されている)
目的地の名前
目的地の解説。見所など
目的地の自分にとって必要な情報
[キャッチフレーズ] 行き先の名前 ーーーーー 行き先の説明 行き先の説明
所要時間: アクセス: 営業時間: 入場料:
これにくわえて、画像を公式サイトなどから引用する。画像があるだけで、華やかさが大きく変わるので、作り手のテンションも上がるのでよい。
🌈 あとはただ埋める
あとは先ほど作ったブロックを、埋めるだけ。そして空白には画像や、かわいいデザイン・地域のマスコットキャラクターや名産品などを入れると良いだろう。 ぼくのばあいは、行き先の市のゆるきゃらを空いたスペースに入れていた。これが案外好評だった!「これなに〜?」「おもしろ〜!」と興味を持ってくれたので、労力もかからずできおすすめ。
🚀 まとめ
ざっくりと作業工程を振り返りながら、フリクションポイントとそれに対する対応をまとめてみた。
他にも画像の選定や、デザインにおける考慮点などハッとさせられる内容も多くあったが、最もボトルネックの箇所についてはこれらで一旦は十分だろう。
しおりを作る過程で興味深かったことは、過程で不足している情報や、決めておかねばならなかったことが出てきたことだ。営業時間や周辺の駐車場の状況などはある程度把握しておくと便利なことに気づいた。一連のシナリオとして考えるから見えてくるのだと思う。全体像と考慮すべき点を気付く機会となるといった意味でもしおりはおすすめ! そして、なんといってもテンションが上がる!またつくるぞ~~~。